2018-11-15 第197回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
東日本大震災の教訓の一つが、地震とか津波速報の予測の精度です。この教訓を生かし、南海トラフ巨大地震がいつ起こるか分からない今日、より震源域に近い海の底、海底に地震計と水圧計を設置する観測網の整備が順次進んできました。 これまで東北の太平洋沖から紀伊半島の西部までの海底観測網が整備されてきましたが、四国の南部から九州東部沖までが観測網の空白域となっています。
東日本大震災の教訓の一つが、地震とか津波速報の予測の精度です。この教訓を生かし、南海トラフ巨大地震がいつ起こるか分からない今日、より震源域に近い海の底、海底に地震計と水圧計を設置する観測網の整備が順次進んできました。 これまで東北の太平洋沖から紀伊半島の西部までの海底観測網が整備されてきましたが、四国の南部から九州東部沖までが観測網の空白域となっています。
津波到達については、このシステムが進んでいきますと、今よりも十数分前に前倒しをして緊急津波速報システムの構築ができるということ、それから、地震については、先ほど御指摘のありましたように、十数秒前という形でさらに速度が速まっていくということ、こんな体制を整えるべく、予算に計上をしております。
質問ではございませんけれども、例えばテレビの津波速報のあの出し方は、今までよりも大変懇切丁寧にやっておられたなと思っております。これについてもぜひとも国土庁から、よくやっていただいたと、励ましの言葉と言うと変ですけれども、今後よろしくというようなことをしなければ、私もその業界におりましたものですから、どちらかというと字幕がダブったり重なったりすることを嫌うわけです。
まずその第一番は気象庁でありますが、津波の高さの測定は気象庁でやっている検潮儀というものでやられておるわけでありますが、津波速報もこの記録がニュースに流されるわけでありますね。ところが、あの津波被害を出した日本海中部地震、深浦では五十五センチ、秋田湾で四十センチ、能代では二メートルを記録した後とまってしまいました。これは重大なことでございまして、公式記録がないということにもなります。